
木の家ってなぜいいの?


よい住まいの第一条件は、堅牢であること。数世代にわたっての耐久性と耐震性を持つことで、住まいはそこに暮らすご家族の安全と安心をお約束し、同時に良質の資産となります。住まいは大きく、基礎や柱・梁などの「構造部(スケルトン)」と「設備・内装部(インフィル)」に分けられます。構造部は家の耐震性や寿命に直結しますし、簡単に交換が利かないため、建築段階でとくにしっかり強固につくっておくことが大切です。

木材の加工法は、大きく機械による加工と手刻み(職人の手による加工や仕上げ)とに分けられます。
木の性質を熟知し、知り抜いた者だけが、本物の木の家をつくれます。


木といっても、その種類や性質には相当の差異があります。
主にコスト面の理由から、近年は合板や集成材が多く用いられていますが、予算が許す限り、住まいにはなるべく無垢材を使用したいもの。無垢材のメリットは多々ありますが、まずなにより強度に優れていること、安全(無害)であることが挙げられます。

また、木には調湿機能がありますが、これも無垢材ならではの効能です。一方、健康的であること、歳月を経るごとに風合いが高まるといったソフト面の効能も見逃せません。
とくに無垢の木ならではの肌触りや風合いは、他の何物にも代えられません。
また合板などは歳月とともに性能や風合いが劣化していきますが、無垢材は逆に、時間が経つほど味わいを醸し出し、家の風格を高めてくれます。成長する家は、愛着もひとしおのはず。
床材は家の中でいちばん肌に触れる場所でもあります。そんな場所を無垢材で構成することは、生活を豊かにすることに直結します。お子様の健康を願わない親はいません。木の温もりや風合いはお子様の豊かな感性をはぐくみ、幼少の良質な記憶となって健やかな成長を約束することでしょう。
本物の木の家は、人を幸せにする力を持っているのです。
木の家を“売り”にするビルダーは全国に多々ありますが、建具まで木にこだわるところはほとんどありません。
ですので、建材メーカーの製品をカタログから選ぶのが一般的です。しかし手間はかかりますが、手仕事の加わった建具は一種の芸術作品にも似て、家の風格をより高めてくれます。既存の建具も機能的でデザイン性に優れていますが、化粧板などの建具の多くは接着剤などの化学成分が含まれており、微量であっても一定数使うとその総量は見過ごせなくなっていきます。

せっかく木の家をつくるのですから、ディテールにもこだわりたいもの。住まいをトータルで考えていくと、建具にも気を配っていきたいものです。






